■ アフロとボイン













デライトは今日も晴れ!


窓から見える空は



青一色!!



清々しい朝の空気!

元気イッパイ吸って


今日も一日頑張ろう!!










「そんなこと言えんのは・・・・朝に強い奴だけじゃけーの・・・・」

オイラには無理じゃけーの
朝に強かったら連続遅刻魔なんちゅう、いらんあだ名なんて付かんもんじゃ!
ってかさっきからオイラどこの事ばしゃべっとるんじゃろうか??

「・・・・ねむい」

ぼすん
と、ふかふかの枕に顔を埋めてもう一度、眠りの世界に旅立とうかと思うのでありましたが!
如何せん容赦ない人が近くにおりましてね?
ここ最近、規則正しい朝を迎えております。



強制的に!!



「あり〜〜す!朝だっよーーーーー!!」


どばさ!!
と、勢いよくシーツを剥がされて大声で声を上げられる。
本気で迷惑でっす!


「洲先輩のいじわるぅ」

寝ぼけた声で文句を言っても、そんなもんこの人に通用するわけでもなくて・・・・
わきの下に手を入れて抱え上げられた。
第三者の目で見たら、人形を目の前に抱え上げてる感じ。

「意地悪じゃありません、起きる!」
「や〜〜で〜〜す〜〜よぉぉ・・・・ふあぁぁあぁぁ・・・!」

洲先輩の顔の目の前で大きく口を開けて欠伸をこぼす

「・・・・有梨須・・・・女の子なんだから、口を手で押さえなさい。」
「男の子だも〜〜ん・・・・」
「・・・・・」

女の子なんて、とっくの昔に卒業しちゃったも〜〜ん
・・・・ってか、この言い方・・・・ちょいと微妙ね?

「俺にはまだ、お前は女の子だ・・・・」
「慣れてくれませんかいの?」
「そんなすぐには無理だろうが・・・・」
「えーーー?」
「えーってお前なぁ・・・・」

お前なぁ・・・とか言われてもなぁ???
だって僕は慣れちゃったもんさ

「だったら有梨須・・・・もし俺が、女になっててもすぐに理解できるか?」
「うぇ?」
「もし仮に、ちょっと時間を空けて出会った次の瞬間に実は女になってました、って俺が言っても理解できるか?」
「洲先輩が・・・・・??」

久し振りに会った時には・・・・女の人に・・・・
女の人に・・・・??

「できるね!」
「・・・・・」
「洲先輩が実は女でした!とか言っても理解できるね!」
「有梨須・・・・」
「しかも洲先輩だったら、クールな才女系グラマー美人そうだし!」
「・・・・すまん、俺が悪かった・・・・」
「ムカつくぐらい乳がデカそう!」

絶対に!
洲先輩が女だったら乳がボインだね!
きっとそうだ!

「・・・・・・ムカつく!!」
「勝手にキレるな大馬鹿者・・・・・」
「きっと洲先輩は黒のタイトなスーツが似合っちゃうんだ!ちょいと深めのスリットが入ったスカートでさ!」

膨らむ妄想!

「・・・・・」
「開いたシャツから密かに見え隠れする下着に包まれた豊満ボデー!」

暴走する思考!

「あ、りす・・・・・」
「【社長、会議のお時間です】とか言っちゃうんだーーーーーーー!!」

そんなアナタは俺の奴隷!?

「お前、どこまでマニアな思考しとんだ!!」
「女王様だーーーー!」

いやーーーーー!!
洲先輩!!
いやーーーーーー!

「一人で話し作って勝手に軽蔑の眼差しで見るな!」

それもそうですね。
でも、ありがちなAVネタになりそうだね!

「人をネタの対称にするなと言ったろうが!!」
「抜かずのオール!」
下品!!




げしっと拳骨一発お見舞いされてしまった。



いちゃい・・・・・(涙)




有梨須の可愛いジョークなのに・・・・・・