□ Sugar Day ---------------- 猟奇的な彼氏 3













ベタに・・・・・・
ベタ過ぎて通用しないであろう返事を返す
あれです、
混乱中だと思ってください
頭の上にチョ○ボがくるくる回ってるのだと思ってみてください
いや、
見方(?)に攻撃なんてしないですよ!!!

「えっと・・・・・どこにですか・・・・?」

って聞き返すと、
律儀(?)にも葉月先輩は

「放課後・・・・・一緒に帰る時とかに駅前とか・・・・」
「はぁ」
「日曜に映画とか・・・・・」
「あぁ・・・・ジブリ」
「うん」

うん・・・・・って!
うんって言った!?
葉月センパイがジブリ!?

「遊園地とか」
「ゆっ」

遊園地!?

「ぜ、ぜ・・・・絶叫マシーンとか?」
「俺・・・・・高所恐怖症」

マジで!?
ココは声に出さなかった俺を褒める前に、
意気地なし!と、罵るのが妥当です
だって、
怖いですもん
言った瞬間に拳が飛んできたらイヤですもん

「いや、でも・・・・速いから高いとかあんまり関係ないかと」
「・・・・そっか・・・・でも、速いのもちょっと」

ちょっとって!!
ちょっとって!?
何ですかーーーーー!??
はい、
そこ白い目で見ないで!

「って言うことは・・・・・少し手伝ってもらいたいからあそこに行くのに付き合ってください、とかではなく」
「うん・・・・・俺と付き合えって」
「・・・・・・属に言う告白・・・・ですか?」
「・・・・・・・・・・・・」

ぅわ・・・・・
先輩の顔が真っ赤だ・・・・
って言うか初めての人生初めての告白が・・・・・葉月先輩
何て言うか男に告白されたって言うショックより、
葉月先輩が俺に告白してきたって事実が、
告白するってのは俺を好きだって言う事実で

「・・・・・・・・・ん?」

好き?
葉月先輩が?
俺を、
好き・・・・・・??

「え・・・・って、俺を好きってことですか?」

思わず直球で聞き返すと、
真っ赤な顔で俯いていた顔をちょこっと起こして俺を上目に見る
ドキッとかする前に
頭が白くなる

「・・・・・うん、好き・・・・・だ、」
「・・・・・・・・・・・・・・」

好き・・・・・
好き・・・・・
好き・・・・・

「・・・・・・へ・・・・・」
「俺・・・・・一ヶ月とちょっと前にお前のこと知って・・・・で、何か目で追うようになって、」

一ヶ月前、
一ヶ月ちょっと前からって・・・・
あの視線って、
貴方ですか・・・・・

「男を目で追うとか、俺・・・・お前のこと気に食わないのかと思って、」
「・・・・・・」

き、ききき、気に食わない!?
それって・・・・!!

「何度かお前とすれ違うようにしたけど・・・・」
「・・・・・・・」

それが目的ですか!?
って言うかそこで俺が気に食わないのかと決定させられていたら、
ボコられてたって事ですか!?

「苛苛とかムカムカとかするんじゃなくって、」

っひ!!
心で悲鳴ってみました・・・・!!
意気地なしっ
俺の意気地なし!!

「見るたびに・・・・ドキドキするって言うか、恥ずかしいって言うか・・・・」
「・・・・・ぇ」
「高梨とかに聞いたら・・・・」
「・・・・・あぁ・・・・・」

成程、
だから・・・・・だからね、
だからあの人たち、

「それは恋の病だって言うから、」
「恋の病・・・・」

今どきそれかよ、
思わず呆れるって言うかあんたらいつの時代跨いでる高校生だよ、
と素直に頭に突っ込みの言葉が浮かんだ

「恋だって・・・・言われて、違うって思ったけど・・・それ以外、答えでなくって」
「こひ・・・・・」
「そうかって思ったら、お前のこと好きだな〜〜って凄く思うようになって、」
「・・・・・」

そこで葉月先輩の噂とか、
たまたま喧嘩してる所を見かけたときに見た表情とはかけ離れた、
優しげな嬉しそうな・・・・
正直、
正直・・・・・ココで少しだけドキッとしました、
はい、しちゃいました!

「・・・・・・」
「だから・・・・だから、俺と付き合ってください」

姿勢を正して、
俺の目の前で小さく頭を下げる葉月先輩
必死に言ってるのがひしひしと伝わってきて、
断るのが忍びない
怖くて断れないってのではなくって、
普通に女の子にでもこうやって必死に告白されたら、
悪い気しないだろうし、
かわいそーだな〜とか、
思ってしまうと思うのですよ
だから今、葉月先輩を目の前にしてる俺もそんな感じで、
でもやっぱり、
付き合えるはずもないので、

「・・・・・すいm」

謝ろうと思って言葉を出そうとした瞬間、
目の前の人物は、
ちょっと長かった前の沈黙を破ろうと言葉が重なる
きっと、
そうだと・・・・そうだと思いたい!!

「俺と付き合えないか!?」
「っへ!?」
「俺と付き合えないのか・・・・?」

付き合えないのか?
って・・・・・
それって・・・・・!!

「俺と付き合えよ!」
「や、あの・・・!」
「お前が望むなら俺下で良いし!!」
「・・・・・は!?」

下?
下って何!?
望むなら下で良いし、ってどういう意味!?

「我慢するし、って言うか・・・・おれ、そうされても嫌じゃないと思うし・・・!」
「え、は?」
「だから俺と付き合えよ!」
「・・・・いや、あの!」
「付き合えって!」
「はい!」

また、
また思わず元気良く返事を返してしまった・・・・・・!!!
あぁ・・・・
貴方の、
貴方のその笑顔が痛い・・・・・・・・・・・!!!

「良かった・・・・お前ならそう言ってくれると思った!」
「・・・・・・はひ・・・・」


思ってたんですか、
そうですか、
そうですよね・・・・・
簡単に流されてますモンね・・・・




はは・・・・・

「俺のこと、誠って呼んで良いから」





はは、
それは無理ですけどね!!





おわり




++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

取り合えず・・・・終わった、
えぇ一応終わりです

そしてここから桜木の怒涛の高校生活が幕開けます
管波の予言通りです
苦労します

続きはあるような2人
思いついたら書きます


読んでくださってありがとうございます(礼)