声を上げて手を伸ばして首に縋って目を瞑って    なみだ流して、































シーツの上で


俺じゃないような声を上げて

涙を零して

抗って

嫌がって



でも



欲しがって

どうにかして欲しくて


信じられないくらいの

許容範囲ぶっちぎりの


快感が


頭と身体と意識を支配して

















支配されて











































「ひっぁ、あ、あっ」

あれから何をされたかと言うと、
口に出すのもおぞましい!!
違う、
恥かしい事だ!!
コイツ俺と同じ男のくせにあろう事か!
俺の大事な息子さん食っちゃってんの!!
ん?
例えが変か!?
イヤ、
間違いではないよな!
だってすっぽり咥え込まれちゃ中てるもんよー・・・・
ちょっとショック・・・・
そんな深くまで咥えられるほど小っちゃかったか俺?
ってかマジでショック・・・・
男にくわえ込まれちゃってる事実よりソッチのが上まっちゃってるのも微妙にショック

いや、
正直申しますと・・・・
コレが実は初体験でして!
イヤイヤイヤ、
スルこと自体はとっくの昔に済ましちゃってるのではありますが!
ただ、
この・・・ナンと言うか!
アレですわ!
フェラーリが初体験なんですーーーーーーーーーーーーーーー!!
っぎゃーーーーー!!
喰われてるーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(大混乱)!!

「いぁっ・・・・ば、っかぁう・・・・・はな、せ・・・・あぁ!!」

下半身に落ち着いている黒い髪を引っ張って放そうとするのだが、
如何せん手に力は入らないわ、
蛸のように吸い付いちゃってるわで、
どーにもこーにも、
抵抗らしき抵抗になっちゃいねーし・・・・よう!

しかもー
この人ー
スッゲーえろい顔でー
上目に笑うもんですからー
俺ってばーーーー
不本意ながら・・・・・
どきがむねむね・・・・古い!
只でさえ激しくなってる鼓動が、
余計に高鳴っちゃったりしちゃったり!?
イヤーっ
恥いーーーーっ
助けてー!
マジっイきそうなんですけどーーーーー!!

「あぁっ・・・・もっはな・・・っせ・・・・よっ・・・・・っひ!!」
「イクならイケ・・・・・」

イケ
じゃねーよ!
イってたまるか!?
って言うかこの人、
この短時間で俺の弱いところを見つけ出したらしく・・・・
先端ばかりを重点的に攻められましてっ
マジ無理ーーーーー!!

あぁっ!
もう、
ダメですわーーーーーーっ

「っひぁ・・・あああっ・・・・っくぅ」

感じすぎて、
この感覚をどーにかしたくて、
逃がしたくて、
でも、
閉じたくても頭があって、
足が我慢することを限界を超えたように、
ガクガクと震えだして、
抵抗していた手は、
縋るように榛原の肩を掴んでいて、

頭が
真っ白になっていく
光が破裂して

「うっ・・・・・んっあぁあぁぁぁっ・・・・・・!!」

全部持ってかれるような感覚がして、
有り得ない感覚が襲ってきて
ふらりと、
後ろに倒れこんだ

絶頂を迎えてヒクつく俺の身体なのに、
まだ足りないかと言うように、
いつまでも吸い付いて
残ったものまで搾り出すように・・・・

「あぁっ・・・・・・あっあ」

びくびくと震えて、
快感で浮かんだ涙がつーーっと、こめかみを流れ落ちたところでソレは放された、

「ごちそーさま、」
「・・・・・・・・」

声に出して言えないので、
心の中で、
声を大にして叫びたいと思います、
スゥ・・・・・・・(大きく吸ってーーーー)





死ねっ!!





「さて、コレで終わりと言うわけでナイのは分かってるよな?」

いや、終わりたいです

「無理だね」

終わらせろよ!!

「無理、俺がもうモタないから」

知らねーーよ!!
こちとら知ったこっちゃねーよ!!
身体ダルイわ、
息切れするわ、
もう勘弁だ!!

「まだまだ・・・・・コレからだろ?」

そう言って俺に覆い被さって見下ろしてきた榛原、
影を落とす表情には、
コレからこそが本領発揮と言うかのように、
何と言うか、
壮絶にエロィ笑みを俺に向けてくださりました
下さった他には、
べろちゅーまでもくださいました、

コイツっ・・・・・・・上手い!!

何て、
立場と状況も忘れ去られるほどのモノでした、
前にされたモノが嘘のようでした

「んっ・・・んんぁ・・・・・!」

いや、
前のもたったソレだけでイカされちゃったのではあるのですが、
それ以上でもー・・・・・・
うまい具合にそれに意識が行ってて、
蠢く不穏な手の行方が有り得ない場所を探ってるのが分からないくらいで、
気が付いて、
唇を離された時には・・・・・
何とっ・・・・・・何と!!!

「ん、ふっ・・・・・んぁ・・・・はっぁ!」

指が2本も潜り込んでました!!
うっそーーーー(驚愕)!!

「ななんなんあ!?」
「すんなり入った・・・・・・お前経験あんのか・・・・・ココ?」

ココとか言った場所にある指が、
場所を示すようにぐるりと回る
クチっとか、
マジで耳を覆いたくなるようなヒワイな音がしてっ

「ぃっあ・・・・・って・・・あるわけねーだろ!」

んなわけねーーーだろうが!!
ほざくんじゃねーーーー!!
侮辱だ!!

「だよなー・・・・・」
「っぁ・・・・・・・って、抜けっ!」
「いや、まだ・・・・もうちょい・・・・・」

抜けっーーーーーーー!!

ぐるぐる蠢く指の感覚に、
痛いと言うより圧迫感と違和感が勝って、
気持ち悪いと変な感じの中間を行ったり来たりで、
こう何だかもどかしくて嫌な感じで、

ぐるぐると動く指は
何かを探るようで、
眉を顰めて、
もう一度止めようと口を開いて言葉を吐こうとしたのに、

出た声といえば・・・・・

「ひっああああああっ!!」

なんあなんあな、何っ!?
今の何!?

「あった・・・・・・」

あった!?
何が!?
って、
何コレ!?
何コレ何コレ何コレ何コレ何コレ!?
何コレーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!?!??!?

「やっあぁっあぁぁっあぁ、ひっぁぁ!!」

俺の中の
ある一点を榛原の指が掠めた瞬間、
さっき絶頂を迎えたのが嘘のような、
それを上回るほどの快感が、
そこから全身に超特急で暴走するかのように暴れまわった駆け巡った、

「っひぁっあ・・・・・はい、ばっ・・・・・やっあぁあっ!」
「ココなー死にはぐって虫の息の人でもな、触れられたら感じずにはいられない場所何なんだってよ」

そんな説明されても、
頭はあまりの衝撃にも似た快感のお陰で右耳から左耳を通り抜けていく
我慢できるわけもない声が上り続け、
容赦なくそこばかりをぐぐっと強く押したかと思うと、
撫でるように優しく触れたり、
爪を立てたりとしてくる
そのどんな触れ方でも
頭がおかしくなりそうな感覚だけが
思考と脳と身体を支配して
声を上げるだけしかできなくなる

「ああっ・・・・・あ、あぁっ・・・・んぁ!!」

右足を抱えてる腕に爪を立てて、
先程よりも早く駆け上がる絶頂の快感に、
まさしく震わせようとしたところで、
いつのまにか四本だった指が引き抜かれる、

「ぅん・・・・っあ」

無意識にその指を締め付けて、
抜くことを拒んだらしい俺の身体に榛原は笑みを浮かべて、
屈んで汗に濡れる俺の額に唇を寄せたまま、

「・・・・・・力抜いて・・・・・大きく息を吸え」

そう呟くように小さく言われて、
虚ろな目で見上げれば、
今度は瞼に唇が降りてきて

「息・・・・・吸え、」

また言われて、
抗いもせずに、
言われるがまま・・・・・

大きく息を吸う、
すると、
ぐぐっと・・・・・・
何かが俺の中に入ってきた、

「っ!?」

驚愕に目を見開けば、
もう一度
小さく息を吸えと言われ、
声も出ないような圧迫感の中、
言われるがままに息を吸って
吐いて・・・・

何度か繰り返すと、
榛原の動きが止まる、
それと同時に、
身体がこれ以上ないほどに密着していた

「はっ・・・・・・ぁ、っは・・・・・っは・・・・・」
「はいった・・・・・」

入った?
入ったって・・・・・何が?
ドコに?

荒い息をつきながら、
額に薄っすらと汗を浮かばせた榛原を見上げる、
辛いのか何なのか理解しがたい歪んだ表情で俺を見下ろしてくる

「俺が、だよ・・・・・・ほら、」

そう言って、
引かれた手が触れた場所は・・・・・・・・・・・・



っぎぃゃーーーーーーーーーーーーーーー!!!



と、
思わず大絶叫しちゃう場所でしたーーーー!!
っぎゃーーーーー!!
入ってるーーー!!
榛原が俺に入ってるーーーー!!

「今頃叫ぶなよ・・・・・・」
「だっ・・・・だっ・・・・嘘・・・何で・・・こんな所に・・・・・!?」

入るの!?
って言うかココは出す専門じゃ・・・・!!?
いや、
時と場合にもよるかもしれんが!?

「その時と場合の、時と場合なんだろうが」
「違うっ絶対に俺が考えてた使用方法じゃない!!」
「・・・・・使用方法・・・・・」

榛原が一瞬、
俺の言葉に唖然とした後に、
ぶふっと盛大に息を漏らしやがった!!

「何じゃ!?」
「イヤ・・・・こんな・・・・使用方法って、お前・・・・・」

げふっとか言いながら笑い堪えやがって、
って言うか、
お前がその笑いを堪えて震えるからあらぬ所が動きやがって・・・・!!!

「っ!!」
「おっと失礼・・・・・そんじゃまー本題に戻りますか、」
「やっ、ちょっ・・・・・あぁっ!!」

急に足を抱え上げられて、
ぐぐっと起こしていた榛原の身体が降りてくる、
近くなった笑みに目を見開けば、

「た〜〜っぷりと、楽しもうな・・・・・・な、七緒?」

ふわっと場違いのようなキレイな笑みがあって、
次には唇にキスが落ちてきて、
何か言う前に、
その言葉通りに・・・・・・

俺の身体で
楽しく遊ばれてしまったわけで、








シーツの上で


俺じゃないような声を上げて

涙を零して

抗って

嫌がって



でも



手を伸ばして

欲しがって

どうにかして欲しくて


首に縋りついて



信じられないくらいの

快感に

許容範囲ぶっちぎりの


快感が


頭と身体と意識を支配して




目を瞑れば



涙が零れて




何もかも支配された