■ 嫌いじゃない?そんな曖昧なことしか分からなくて、















































抵抗しないのは、
良いと思った証拠?

イヤと言わないのは、
好きになったから?

違う
そうじゃない
まだ、
全然分からない

良いのか、
イヤなのか、

抵抗しきれないのは、
混乱した頭と、
抗おうにも
動いてくれない身体、

好きになってないし、
認めたわけでもない

でも
でも・・・・・

一つだけ言えるとしたら



嫌いじゃない?



そんな曖昧なことだけ、



それじゃ、
ダメなのかな・・・・・






















つれて来られたのは、
榛原がさっき言ってた通りの部屋、
俺を担ぎ上げている男が住処にしている場所・・・・・

てか、
てかね?
もう、何度も何度も何度も言ってきた事であるんですが!!!

「どんだけっ金掛けてれば気は済むわけ!?」
「さぁ?」
「さぁ?ってアンタ、この部屋にいて何とも思わないのか!?!」
「全然・・・・むしろ、慣れた?」

取り合えず、
見て間取りを言うならば、

ワンルームマンション
と、言ってもですね?
そんじゃそこらのワンルームじゃございませんよ!?

「広っ!!!」
「まー・・・・寮にしては、そうかも?」

確実に、
20畳近くあるよーーーーーー!
しかも一人部屋だし!
こんなんで良いのか!?

「良いんじゃね?」
「お天道様が許しても俺が許せなーーーーーーぃ!!!」
「・・・・・あっそ・・・・」

別にそこは気にする場所じゃない
的な言い方であっさり流す榛原、

いや、
もっと俺について来いよ!!
むしろ付いて来て!!

そんな事を、
榛原の肩の上で思っていたら、
セミダブルのベッドの上に下ろされた・・・・・・

下ろされちゃったよ!!!
てか、
ココに来たのは榛原の部屋について叫ぶんじゃなくって、
別なことで叫ぶんじゃ・・・・・!!

いやーーーーーーー!!
叫びたくない!
そんな事で叫びたくなーーーーーーい!
何言ってんの!?
何言っちゃってんの、俺!?

「やっと思い出してくれた?」
「様々と!!」
「それは良かった・・・・・・では、」
「ままっま、待って!」
「あぁん?・・・・この期に及んでまだ言うか?」
「言わせろよっ・・・・てか、そんなんじゃねーよ」

そうでもあるけど、
もう諦めの極致なんだよ!!
何かなんか・・・・使い方間違ってるようなきがするけど、
そんなんじゃねーよ!

「す、するのか・・・・・?」
「諦めたんじゃねーの?」
「良いから答えろっ」
「・・・・・・・するよ、お前を俺のモノにする」
「・・・・・・・」

うっわ!
恥いっ・・・・・!!
何今の、
何今の言い方!!?
思わず赤面しちゃったじゃねーか!
見るな!
今の俺の顔を見るな!

真っ赤であろう顔を横に背けると、
当たり前のように耳まで赤くて、
その赤い耳を食んだ、

「ひっ・・・・・!!」

そのままに、
直接、息と一緒に声を吹き込まれる、
低い、
今まで聞いたことのないような低い声音で、

「俺のモノになれ」

そんな傲慢な言葉を吐かれても、
嫌とか
怒りとかそんなものは無く、
だからと言って喜びなんてものは生まれるわけも無く、
ただただ・・・・



身体が震えた

声に
息に
言葉に

悪寒ではなく
快感で震える



そんな目も眩むような羞恥の中で、
榛原は耳を舐める、

「うぁッ・・・・やめっ・・・・んっ!」
「、んで?」
「やっ・・・・やだっ・・・!」
「あぁ・・・・・・・お前、ココ弱い?」
「んんっ・・・・ぃ!」

笑いを含んだ声で耳たぶに歯を立てて、
チリっとした痛みが生まれたと思ったら今度はそこに舌を這わせる
それを何度も何度も繰り返されて、
俺の目じりに浮かんだ粒は大きさを増して涙になり、
溜まった涙は隣の瞼に流れてこめかみを伝う

「んっ・・・・・ぁう・・・・」

突き放そうにも弱い部分を攻められ力が抜け、
思うように動かない縛られた腕は頭上の枕の上に縫い付けられる、

永遠にそこばかり攻められるのかと思っていれば、
漸く飽きたのか、
唇を押し付けたままするすると下へ下へと降りていく、
項にいくつも痕を残すように吸い付き、
浮き出た鎖骨にも舌を這わして、
片手で器用にボタンを外され、
平らな胸を撫でる

「やっ・・・・て、さわ・・・なぁ・・・・」
「無理、お前・・・・触り心地、サイコー」

ふざけんな!
男の無い胸触って何が最高だ!?
楽しくもなんとも無いと思いますが!?

って・・・・・・
思っていたんだけど、
って言うか、
そこを触れられて感じるのは、
女だけじゃないみたいで・・・・・

撫で回していた榛原の手が、
間違ったかのようにそこにある粒に一瞬触れた

「ひっ!」
「・・・・・・へぇ・・・・・そう?」

思わず漏れた悲鳴と、
異常なほどに揺れ跳ねた身体に、
榛原は感心したような声を漏らしたかと思うと、
徐にそこに吸い付いた、

ひぎゃ!?

「やぁ、あ、あ、あうっ・・・・あっ!」

やややっややっや!?!?!?
えぇえっ!?
な、何!?
何今の声!?
誰!?
え、俺!?
違うっ違うっ違うっ違ーーーーーーう!!
絶対、違ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーう!!

心で否定を叫んでも、
実際に声に出されるのは、
俺なのに俺じゃない声が、
まるで女のように喘いだ声を出して!

信じられる!?
無理!!

「あっ・・・んぃあ・・・・いぁっ・・・・ぃや、ぁ・・・・!!」

とか思っても、
榛原は気を良くしたのか、
必要にそこを吸ったり(!)
舐めたり(!!)
噛んだり(!!!)
それはもう、
好きなように弄り回されてしまう、

「良い声で啼くなぁ・・・・・」

とか、
心底嬉しそうな声でそんな事言うし!!
マジで勘弁!!
てかっ
信じられる!?
何でっ
何でそこそんな風にされて気持ち良くなっちゃってるわけ!?
気持ち良くなれるわけ!?





やっぱり、
逃げ出したいと思うのはイケナイコトデスカ(涙)!?