■ 気持イイと思うことと、身体の反応と、感情の曖昧さ













































楽しいことが好きだ


遊ぶことが好きだ


気持ちイイコトも好きだ


気を失えるほどの快感だけを追って


身体と心が別になる


頭が真っ白になって


それが全てになることも





好きだ





全部

全部


自分にとって負にならなければ


非にならなければ





何もかも

好きだと

思う





じゃー

コイツに与えられる快感は

一体なんだろうか?



自分にとって

イケナイと思える行為だろうか?


そりゃ
世間一般じゃシテはイケナイ行為だとは思う?
でも
それは世間一般
周りの意見
皆の意見
自分ではない誰かの意見
自分の思ったことではない誰かの考え
そこに自分の意思は無い
誰かの意思
誰かが決めた一般論
誰かが考えた不特定多数の倫理

自分は?
自分はそれに従う必要はあるのか?




それは

分からない

理解が伴わない

だって

だって

まだ

それは

見もしない

した事もない

景色と

体験





一度シテしまえば分かるのだろうか?








「何を、考えてる?」
「・・・・別に、」
「腹は決まったのか?」
「決めてない、むしろ演算処理中」
「おっせーな」
「無茶言うな、まずはアップグレードしてからだろ?んでもってインストールしてから処理すんだよ!」
「でも、俺はそこまで気が長くないんでね、一人考えてろ」
「・・・・・・・・」

まーそうですね、
ちょっと考えてみます、
いえ、
むしろですね
アンタが色々と吹き込みますから、
理解する前に
頭がパンクしそうなんですよ、
だから、
ちょーーーっと、
ちょ〜〜〜〜〜っとだけでも待ってて欲しいんですわ、

そりでは、
シンキング・ターーーーイム!!

んーーーーーーーー
んーーーーーーーーー
ん?
んんんん?
えーーーっと、
アレ?
・・・・・・・・ん?

「って、何してんだよ?」

あらぬ方向に視線を彷徨わせて考えてれば、
もぞもぞと、何やらこそばゆい感触、
頭上高く見上げた視線を、
フイに下に向けてみると、
黒い頭が、
鎖骨辺りに蠢いていた、

鎖骨?

「ぬあ!!」
「お、やっと正気に戻ったな?」
「なんあんあなんあんあなん!?」
「けど語源処理は未だ処理中?」
「何してんだよ!?」
「だから、イイコト?」

人の制服のネクタイを解きながら、
首を傾げる、いや、
傾げんなよ!!
つーーか、

「イイコト?って聞くな!するな!触るな!!」
「無理、もう走り出してしまったので、燃料切れするまでは止まりません」
「とーーーまーーーれーーーーーーー!!」

お前は暴走列車か!?
ス●ィーブン・セ●ールか!?
いやいやいや、
待て待て俺!
落ち着け俺!
さぁ考えろ俺!!
いつの間にこんな事に!?
一体いつの間に!?
てかさっきから自分は何を考えてた!?
何かスッゲーーーー流されてる気がするんですけど!!?!?!?
気が、じゃなくって現在進行形か!?
ものすっご流されてたか!?

「正解、そのまま流されてしまえばよかったものを、」
「ぬかせ!!何が良かったものを、じゃ!!」
「んーーーま、でもお前はそうやって抵抗してた方が良いな、うん」
「って一人納得スンナ!!」
「んーーー良いねー抵抗してナンボ・・・だよねー」
「っぎゃーーーーーー!!」

怖いよー!!
目がヤバイよー!!
スッゲー楽しそうだよーーー!!
変人だ!
むしろ変態だ!!

「って言うか親父くせー!!」
「しつれいな、まだピチピチの18歳だぞ?」
「ピチピチって言うなーーー!!」
「まーまーお前も楽しめよ、な?」
「楽しめるわけネーだろ!?」

ジェットコースターじゃあるまいし!!

「近いものはあるな・・・・・・」
「想像スンナ!俺を見ながらスンナ!!著作権で訴えるぞ!!」
「勝ち目は無いな」
「オマワリさーーーーーん(涙)!!」
「そんな、意味もない奴を呼ぶ前に俺の名前呼んどけ」

意味はあると思います!
今の俺には重要なポジションじゃ!!

「って脱がすな!触るな!!舐めるな!噛むな!!」
「じゃー吸う」
「吸うもダメ!!」
「無理、ダメ、言うことは聞かない・・・・ま、すぐに良くなるさ」
「ならいよーーーーーー!!」

そう言いながらも、
榛原の器用な手先は、
あろうことか俺のネクタイで俺の腕を縛りやがった!!
っぎゃ!!

「なんあなんあ!?」
「んーーー視覚的に抜群だね、うん」
「変態!!最悪!!」
「大丈夫、大丈夫」
「どこがだ!」


叫べば、


榛原は、

本領発揮とばかりに、


艶やかに


笑いやがった




万事休す!?!?!?