■ 改めて聞く言葉と、心の反応と、理解できる範囲の曖昧さ










































まったくもって矛盾だらけじゃねーか!?
何だ?
何だお前は!?
アレか!?
弁護士目指してんのか!!?
政治家か!?
代議士か!?
取り敢えず舌先三寸が伝家の宝刀か!?

似合いすぎるから諦めろ!
法は学ぶな!









「早まるな!!」
「十分に待った」
「考え直せ!!」
「心配するな、答えは出ている」
「いやいやいやいやいやいやいや!!待とうっちょっとだけでもイイ、待とう!!」

って言うか待ってくれ!!
俺の考えが一切ついて来れていない!
むしろ、トライアスロン、レース中に選手チャリンコ終わって水泳ターニングポイント、しかしいまだ選手登録前!
みたいな!
って言うか全然じゃ〜〜ん!

「待て!待て待て!!」
「往生際が悪いぞ?」
「悪いも何もスルとも言ってなければ、スル段階でもないでしょう!?って言うかむしろそんな間柄でもないでしょう!?」
「何を今更」

今更!?
今更とかマジおかしいですから!
全然、納得なんてできませんから!

「職業にもしてなければ、そこに愛がないと、愛が!!」
「愛、ね〜」
「何そのつまらなさ加減!?」
「いや〜」
「これだから今時の若い者は興味だけが先走りして育ても出来ないのに子供が出来ちゃうんです!」
「お前も、その今時の若モンだろ?」
「そうであって全然まったくもって違いますー」

今時の若モンとの違いは歴然の差なんです!
一緒にしてもらっちゃ失礼極まりありませんわ!!

「イイですか!?だから俺みたいな片親が出来ちゃうんです!」
「・・・・・・そうなの?」
「そうなの!俺ってばお父様しかいないんです!」
「初耳」
「言ってないもん!ぶっちゃけ子育て放棄して逃げたって聞くもん!」
「もんって・・・・・・ってその割には・・・・いや、荒れてただろうけどスレてはねーな〜」
「親父様とお姉さまの教育の賜物です!」

ぶっちゃけ怖いです!
危ないことしてきましたけど、無理すると怖いんです!
とくに姉ちゃんは!
親父は泣いて泣いて泣きつくからめっさウザ・・・・・・クナイヨ(棒読み)?

って今はそんなこと関係なくって!
好きか嫌いか!?
そこに愛はあるのか!?

「ちー兄ちゃん!!」
「え、屋根裏?」
「全然違います!散歩だってしてません!」
「お前、覗きが趣味か?」
「ちゃうわボケ!!第一知ってる人が少ないネタじゃねーか!」
「本、読もうな?」

うっせー
俺は読んでる!!
ってーーーー!!
また論点ズレてるから!

「あーーーーもう!第一ですね、俺は好きな人とじゃないとしないの!決めてるの!」
「ほーほー」
「って言うか、想い合ってもいないのにしちゃダメでしょう!?古風!?何とでもおっしゃい!」

そこんところは絶対に何があっても譲れマセン!!
俺ってば、経験豊富だってそれなりに好きな子とじゃないとしなかったもん!

「お前だって俺の事好きじゃないんだか」





「好きだよ」





「そうか、なら仕方ないな、じゃー認めるし・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

ん?
んんんんんんっ(大汗)!?

「認めるんだな?」
「待て待て待て待て待て待て待てっっ!!!!」
「何?」
「いいいいいいいいっい、今!!!」
「今?」
「何て言った!?」
「何って・・・・・・・今?」
「じゃなくって!」
「何?」
「でもなくって!!」
「認めるんだな?」

テメー!
分かっててやってやがるな!?
くぬやろうっっっ!!

「好い加減にしやっ」
「すきって言ったこと?」
「・・・・・・・・・・っ!!」

あっさりと口にされた言葉、
したり顔でニヤって笑いやがった・・・・・・!!

「あー・・・・そう言えば言ってなかったな、」
「言うな」
「何で?」
「何でも」
「さっきまで言えって言ったくせに?」
「でもっ言うな」

頭が、
頭が混乱する!
まて、待て待て待て!
処理能力が追いつけない!

「演算機能がエラー起こしてる!」
「してないしてない」
「してる」
「してない」
「してるって!」

してるんだ!
だからコイツが今言ったことが理解できないんだ!
そうだ!
そうなんだ!
って言うかその言葉が俺の辞書にはないん

「お前アメ好き?」
「大好き!」
「じゃーお前の辞書に【すき】って言葉があるじゃねーか」
「・・・・・・・・・・」

くぬやろう(焦)!!
揚げ足取りやがって!!

「俺、お前の事好きだよ?」
「・・・・しらねー・・・・よ、」
「だから今言ってんじゃん、って言うか何度でも言おうか?」
「やめ、」
「七緒が好き」
「・・・・ろ、って・・・・・・」
「好き、七緒が大好き、めっちゃ好き」
「・・・・・・・・・・・・・・・っ!」
「顔真っ赤、かっわいいな〜」
「可愛くねーよ!って言うか赤くなってねーよ!」
「ふ〜ん」

ふ〜〜んて!
信じてねーな!?

「知ってるか!?俺は河童の末裔でな!?」
「赤い河童だって言いたいんだろ?どっかの地方では河童は緑じゃなくって赤いんだよな〜」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「で、他に言うことは?」
「・・・・・・ねーよ・・・・・」

ちっくしょ・・・・・・・・・・
何で言おうとしてること全部、先回りすんだよ!
って言うか俺!
マジでどうしたんだ?
何で顔、熱いんだ?
言われてる通り、赤いのか?
赤い・・・・・・のかな?
その前に、
何でコイツの言ってることに嫌悪がないんだ?
普通だったら気持ち悪いとか思うよな?
思うはずだ!
思わないはずがナイ!

「そう、だからお前と俺の間には【嫌悪感】は存在しない」
「・・・・・・・・・」
「考えるな、マズは感じろ、感じて、触れて、見詰めてから考えろ」





榛原が笑う



俺の眼を見て、
俺の心の裡を覗き込んで、
皮膚を通り越して、
心臓をわし掴んで、





笑う




そんなもんなのか?