■ ライオンとお話ししてみましょう?色々と世界が拓けるかもしれません、保障は出来ませんが



















































こんな状態で俺、
一週間以上放置されて、
ちょびっと人間不信な俺、







「で、何なわけ?」
「・・・・・・・・・・」
「七緒?」
「・・・・・・・・・・」
「七緒ちゃ〜〜〜ん?」
「・・・・・・・・・・」

完全フリーズ状態の俺、
榛原、呆れ顔のちしたり顔

「んじゃまーイタダキマス?」
「・・・・・・・・・・・はっ!」
「あ〜〜ん」
「っぎゃーーーーーーー!!」

近づいてきた榛原のどアップ

って言うか待って俺!
今の文法かなり間違ってる!!
じゃなくってーーーーー!!

「ストップストップストップストーーーーーーーップ!!」
「あんだよ、良い所で戻ってくんなよ」
「戻るわっこんちきしょー!!」

ぐいぐいと榛原の顔を遠慮なく押し戻す、
そんな俺にちょー不機嫌な顔、

んな顔されたって知らんわボケ!!

「まーいいか・・・・・で、何なわけ?」
「はっ何が!?」

何なわけ?ってのは微妙に俺のセリフじゃわい!!

そんな俺の心中を察したのか、
イヤ・・・・・
寧ろ聞こえたんだろうな・・・・・!!
そんな俺に、眉を顰める榛原もとい強姦魔現在進行形!!

「何がって・・・・・・お前なぁ・・・・今まで、何してた俺に?」
「お前に俺が何かするわけねーだろうがよ!」
「じゃなくて・・・・・この鳥頭・・・・・」
「んだと、このヤロウ!?」

聞き捨てならねーセリフと共に溜息付きやがったな!?
鳥頭だと!?
んなの知ってるわ(涙)!!

「質問です」
「おぅ?」
「俺は何故、今起きているのでしょう?」
「俺が起こしたから?」
「ではなぜ俺が今お前を押し倒してるのでしょう?」
「俺がお前を起こして腹の上に乗っかってたから?」

・・・・・・・んあ?
何か、
思い出してきたって・・・・・・・言うかー
イヤな予感してきた?

「・・・・・・・あー・・・・・・」
「最後の質問です」
「イヤ、結構です」
「します。なぜ俺の上半身はこんなにも肌蹴ているのでしょうか?」
「・・・・・・・・・・」

そうだったーーーーー(焦)!!

「あーーーー・・・・・・あのー・・・・」
「お前だよな?」
「えぇ・・・・はい・・・・まったくもって・・・・・」
「さっきのセリフは俺のモンだよな?」
「その通りです、はい・・・・・・」

痛い、
視線が痛い!!
そんな呆れたような目で見られるのが一番辛い!!

「じゃーもう一度聞くが、何なわけ?」

さっきと同じ言葉が吐かれる。

そうっすよねー
いきなり目開けたら脱がされてるってなったら、誰だってビックリしますわなー
俺、反省!

「あー・・・ちょっと確かめたいことがありまして、はい」
「確かめたいこと?」
「えぇ・・・・・・そのと・・・・・・・り・・・・・あ゛ぁ!!」

急な俺の大声にもさして驚くことなく、右眉を器用に上げるだけの榛原。

くっそ!
そんな表情も様になるなって許せん!!
いや、じゃなくって!!
俺は何のために今ココにいるんだ!?
気付け、俺!!

「お前っ何で黙ってた!?」
「何を?」
「さっき将馬から聞いたぞ!!」
「・・・・・・へー」
「へーじゃねーよ!」

何だよそのやる気のなさ!!
何なわけ!?
寧ろ、何て言うの?びみょー的な響きだったぞ!!

「お前っ【ミドガルズオルム】の初期メンバーだって!!」

あの時の俺の心の中には去年アメリカを襲った『アイバン』が駆け抜けて行ったんだぞ!!!
吹き荒れてたんだ!!
心の中は、復興作業中だ!!
総経費1800円だ!!

「安っ!!」
「安いって言うな!!」
「って言うか1800円って何だ、1800円って」
「俺の大好きな特大エビフライ定食だ!!」
「・・・・・・へー・・・・・」

やめて!
そんな目で見ないで(涙)!!

「その生温い目を止めろ(涙)!!」
「いや・・・・・痛い子だなーって・・・・・」
「痛い子とか言わなーーーーーーい!!」

ちょーーーっぷ!!
デコにヒット!!
しかし、敵は痛がる様子を見せない!!
どうする俺!!?
どうする!?

「ツヅキま〜す!」
「まだ、終わってねーよ」
「劇団ひ●りバージョンが見てみたい!!」
「ドコにトリップしてんだよ」

呆れたように、また榛原が溜息をつく。

何だよ!?
って言うか本題に逸れてるんだよ!!

「お前が自分で逸らしてるんだろ?」
「知るか!!取り敢えず答えろ!!」

って言うか勝手に人の思考を読むな!!
ちょさくけんはほうきしてないんだからな!!

「漢字で言え、漢字で」
「だから勝手に人の思考を読むなっつーの!」
「はいはい」
「って言うか答えろよ!!」

さすがにキレっぞ!?
もうキレてるじゃん、
なんちゅー突っ込みは受け付けておりません!!

「だって、入った覚えないもんよ」
「は?」
「は?じゃなくって、俺は別にその【ミドガルズオルム】に入っていた覚えはないからだ」
「・・・・・・何?」
「ちなみに、将馬だって入ってたとは言わないと思うぜ?」
「・・・さっき・・・・」
「って言うか、周りが勝手に初期メンバーだって言ってるだけで、俺らはそんな気ねーし?」

気がない?
つーかテメーだ可愛く首を傾げてそんなことしたって可愛くともなんともねーし!
むしろ寒いし!!

「【ミドガルズオルム】は楓が作ったアレだけだろ?」
「・・・・おー・・・・あ?」
「俺ら6人がそう言われてるのは、ただ単に気が合ってたから集まってただけだ」
「じゃー・・・・何で将馬にも聖とかケンちゃんとかタトゥー入れてんだよ?」

その6人のウチ、楓は勿論のこと将馬たちにも形は違えど【ミドガルズオルム】のメンバーの証がある。


黒い月と蛇と剣と翼


これが今の【ミドガルズオルム】の証たる形。
俺にもある。
前のは、


黒い月と蛇


肌蹴られた榛原の身体には何も描かれてない。
見詰める俺の視線に気付いて、
ふっと笑う。

「俺にはねーよ、アイツらはな〜・・・・・・まー一言では言えない、寧ろ言えない(言ったら死ぬ)」
「あんだ?」
「まー色々あんだよ、俺にだってある」
「・・・・・・・・」
「いや、俺の理由てのは清い身体で傷一つなくいたいからv」
「・・・・・・・・・・・・は?」

うふvv
とか言いながらキモク笑う、榛原。
寒っ!!

「やーねーこんなキレイで逞しくシミもホクロもない完璧な俺の身体に傷なんてつけられるわけないじゃな〜い」
「!!」

なっ何で急にカマキャラ!?

「髪も染めない、ピアスだって開いてないのよー?」
「・・・・・・・・・」
「父母から頂いた大切な俺の身体です、傷なんてつけられません」
「・・・・・・・・・・・おぇっ」
「って吐くなコラ!」

どのツラ下げて大切な身体だ!?
キモ!!

「って言うか寒!!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「あー鳥肌たって・・・・・・・・・・うお!!」
「今の状況、忘れてたわけではナイよな?」
「・・・・・・・・・・」

今の状況
榛原に押し倒されている。
しかも、足は蹴りなんていれられないような感じで、

「・・・・・・・・・・!!」
「良い度胸だよなー・・・・・・・こんな状況で俺の事、笑えるなんて?」
「や、ちょ、待て!!!」
「残念」

黒く
爽やか〜〜〜〜に微笑んでくださった。
不覚にも胸がドキ!
とか鳴ったなんて気の迷いだ!!
求心が必要なだけだ!!



イヤーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!



また!?