■ 自分は時々、業とやってるのではないかと思う時がある









































色々ありすぎて眠れませんでした!

な〜〜んてことはなく、絶好調の快眠です。
素晴らしき寝起きです!

おはようございます、皆様。
俺は起きています。
今日は外は雨です。
でも気分は爽快でっす!

「朝からウザイ・・・・」
「ひどっ!」
「って言うか煩いっ」
「まーまー朝は清々しいものだからさ!」
「意味分かんない、って言うか分かりたくない」
「分かり合おう!」
「・・・・・・・」

シカトです。
今日の諫早さんの寝起きは最悪です。
不機嫌オーラ振りまいて、学食の椅子に座っています。
大き目のクロワッサンがちびっちょろく細切れにされていますよ〜

食べ物で遊んでは駄目ですよ〜
農家の方に失礼なんですよ!
ご飯粒残すと目が潰れると同じなのですよ!

「諫早さん・・・・食べましょう」
「食べたくない」
「なら何で持ってきたのさ!?」
「流れ」
「流されないで!」

そんな事で流されないで!

しかし、ホントにテンション低いな〜
昨日のアレから低いですよ?

って言うかそうなると俺のせい!?
俺のせいで不機嫌!?
一言いわせて貰えれば不可抗力ですよ!?

「あーえっと〜・・・・・俺のせい?」
「・・・・・何が?」
「え、不機嫌の理由?」
「何で?」
「だって昨日から不機嫌ですよね・・・・・?」

そう言って隣にチラリと視線を向ければ、眉間にしわを寄せた状態で溜息つかれてしまった!

ぎゃーーーーー!
やっぱ俺のせいなんダーーーー!!!!!!

「おおおおおおおおっ俺先行ってるっゴメン!!」
「あ!」

ガタンと大きく音を立てながら立ち上がって、学食を飛び出す。
後ろで諫早さんの呼び止める声が聞こえましたが、立ち止まれませんでした。
振り返れませんでした!

うえーーーーーーー!
お友達は作らないようにしようって決めてたけど、あんな可愛い子だったら友達でいたかった!
可愛い子好きの俺にしてはどんぴしゃなのに!
しかもツインだったのに!

誰かを跳ね飛ばしながら、心で泣き叫ぶ俺。
何がいけなかったのだろうか?
こんなダサい奴に寝取られたとか思われちゃったのだろうか!?

そうだよなー自分より格下なんかに彼氏寝取られたりしたら腹立つよなー
俺だったら相手誑かして本気にさせてコテンパンに振ってやるな!

「って言うかその場合男じゃないですか!有り得ませんから!!」





何て・・・・・

何て思っているのは俺だけなのでしょうか?

男と男って言うのは

常識なんでしょうか?

有りなんでしょうか?

俺が後れてるからなのでしょうか?

知識不足だから?

心が狭いとか?

でも諫早さんがそうだって聞いてもイヤだとか思いませんでしたよ!

びっくりしただけですから!

そう

びっくりなんです!

またもや俺ってば

デバガメです。

今度は逃げられん状況です。

ヤってる相手2人と目が合っています。

バッチリ

愛コンタクトです(壊)





あわわわわわわわわわわわわわわっ!?!??!?!






ビキンと固まる俺。
ここは、思わず飛び込んだ談話室の一つ。
ちょっと小さな部屋。
目の前では組み敷かれてる人と、その人の足の間に身体を入れて服を脱がそうとしている人。
って言うか、上半身は殆んど脱がされていて今手にかけているのはズボンのベルト。

うーわー

もしかして
もしかしなくたって
物凄く美味しい状況?
これからっ!
って言う感じ?

でも最悪のタイミングではあるね!
俺にしても相手にしても、

「・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」

三者三様の無言

不機嫌と
焦りと
余裕
の、無言。

余裕?

「・・・・・あ〜・・・・また、君?」

はい、また俺です。

そう、またあの人。
あの時、ちょーべろべろのキッスなシーンを目撃してしまった、小っさい方。
やっぱ間近で見ても、かーなーりエロ可愛い。

そんなエロ可愛い人は身体を起こしながら笑う。
俺に、
でも言葉は自分の上にいる奴へ

「・・・・・今日はナシね?」
「は?」
「人に見られちゃったし、失せたから」
「・・・・マジかよ?」
「マジ、離れて、退いて、どっか行って、邪魔」

うっわ・・・・・
可愛い顔してキッツイこと言う人だな!
相手の人困惑しながらも退いてるけど!
って言うかやんごとなき状況潰して申し訳ないです!!

「いやっ俺が出てきますからっ!」

立ち上がって言えば、
小ッさい人は俺に動くなと目で制す。

「君は駄目、居な、で、お前は退け」
「・・・・・・っち・・・・・」

その人は舌打ちして、俺をスッゲー目で睨みながら出て行った

まーじコエー!!
ま、気持ちは分かるよお兄さん!
あんな勃っちゃった状態での、お預け!!
ご愁傷様です。
恨んでもイイから手は出してこないでね!!
相手するのメンドイから!
って言うか手加減するのがメンドイから!

「・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」

で、また無言。

居心地が悪いのと
楽しそうなのと
な、無言。

ってか気まずい!!
目のやり場がマズイ!!

「・・・・・あのー・・・・」
「何?」
「服・・・・・・直した方が良いんじゃないですか・・・・・?」
「・・・・・・・?」

不思議そうに、首を傾げながら自分の服に目をやる。
でも、別段気にした風もなくそのままに座りなおす

ってか直してってば!!

「何で?」
「何でって・・・・カゼひきますよ?」
「寒くない」
「・・・・・・・・・」
「あー・・・・それともシたくなっちゃうから?」
「!!」

なななんあんあ何て言ったこの人!?
シたい!?
死体でっすて!?

おっと間違った

「良いよ、シても?」
「シマセン!!」
「シないの?」
「スルわけなかとでしょう!!」
「・・・・・・・・・・・ふ〜ん・・・・・・」

何でそんな珍しげ!?
そんな俺ってば変なこと言った!?
普通だよね!?

「シないのかぁ・・・・・・」

で、そんな呟きとともに目の前の人はシャツのボタンを留め始める。
ほっと息をついたのも束の間、

俺ってば・・・・・
俺ってば、また押し倒されました。

「・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・」

腹の上に馬乗り
見た目小さいので予想通り軽いしー

って言うか何でそんなに楽しげなんすかー?

「退いて・・・・くれませんでしょうか・・・・・?」
「んーどうしよっかな〜」

いや、退いてクダサイヨ(涙)!!
何で俺ってばこうも毎回毎回押し倒されてんの!?
立場的には押し倒す方なんですよ!!

それがまた、
こんなエロ可愛い顔の人に押し倒されるなんて・・・・・・
相手が相手だったらちょー美味しい状況じゃんよ。
どっかの誰かが言ってた【据え膳】何とやらですよ?

「ねぇ名前は?」
「は?」
「だ〜か〜ら〜〜名前、何て言うの?」

え、また同じ状況ですよ?
デジャビュ?

「言ったら退きますか?」
「うん、気が済んだら」

ってどかねーんじゃん!!

「嘘だよ、退いてあげるから名前教えて?」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「あ、疑ってる?」
「はい」

だって昨日が昨日だけにね?
疑いもするよね?
でも、この人にヤられるって言う心配はないか、
うん

「・・・・・・広瀬七緒です。」
「そっか!じゃ〜七緒ちゃんって呼んでいい?」
「だ」
「決まりね、七緒ちゃん。俺の事はウイで良いよ?」

良いって言ってませんよー
すいませ〜ん
話し聞いてくださ〜い

「ところで七緒ちゃん」
「・・・・はい(疲)」
「ボタンやって?」





にこやかに、

可愛らしく

おっしゃってくださる




「・・・・・・・・・・・・・・・・・」




むしろ貴方がワザとですか!?