■ A Happy New Year!!&Happy Birth Day!!







年が明けた、
新しい一年の始まり
と、
もう一つ

「七緒」
「おあ!諫早様!この時間に起きてる!?」
「起きてちゃ悪いの・・・・・?」
「あ、いや!全然まったくもって滅相も御座いません!!」
「・・・・ま、いいや」

眉間にしわをよせながら言うなら起きてなくて良いのに・・・・・
珍しすぎるにも程があるし、
小児病棟まではいかなくても10時きっかりには寝息立てているのに・・・・
現在0時5分前・・・・奇跡だ!!

「でも・・・・・相当眠いでしょ?」
「眠くないでちゅ」
「寝ぼけてる、寝ぼけてる!!」
「うるちゃい・・・・うるさい!眠くにゃ、ない!!」

別に言い直さなくても良いのに・・・・・
可愛いのに、
ねぇ??

「で、どったの?」
「だって・・・・今日、」
「うん?」
「・・・・・・・大晦日」
「・・・・・・あぁ!!にゅーいやーしたいの!?」
「にゅーいやーってするモノなのか?」
「するんじゃないの?」
「カウントダウンって言わないか?」
「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・うん、ゴメン」

いや、
反対に謝られてもそれはそれで少し痛いです・・・・・
はい。
って言うか、

「そう言えば帰らなかったの?」
「うん、今年は家に帰っても誰もいないし」
「ふ〜〜ん」
「七緒も帰ってないじゃん」
「うん、帰ったら帰ったで新年パーティーだの何だの色々連れて行かれそうだったから」
「あぁ・・・・なるほど、」

頷いてはいるが、
今にも寝そうである

「あーーでも、それだけじゃない」

それだけじゃない?
他に何かあったけか??

「ふ〜〜ん、でも寮にいれば何だか退屈しないね・・・・・何か騒がしいし、って言うか帰らない奴結構いるんだねー」
「いるよ、七緒の理由と被った奴とか帰りたくない奴とか色々、他にもここのカウントダウンの楽しいの知ってる奴とかも、」
「ふ〜〜ん、楽しいの?」
「花火上る」
「マジで!?」
「麓の所で上るのが結構キレイに見える」
「あーーー山の中腹ですからね」
「うん」
「諫早さん、眠いなら寝たら?」
「まだ、ダメ・・・・あと少し、それに寝れなくなるほど煩くなるし」

寝れなくなるほど煩くなる??
ナンじゃそりゃ?
ハロウィンとかクリスマス以上か?
あれはあれで凄かったけど・・・・・

そう言ったかと思うと、
諫早さんは眠そうな目を擦りながら時計を見る

「鍵はがっちり閉めた・・・・一番乗りは俺・・・・」
「??」
「三分前・・・・・」

何て言い始めた・・・・
そ、そろそろヤバイのか!?
目が虚ろっつーーか、
スッゲーー据わってて怖いですよ!!

「・・・・・一分前ー」

その時、
壊れるんじゃないかって勢いでドアが叩かれた!!

ドンドンドン!!

「諫君!!ズルイーーーー!!開けろーーーーー!!」

この声は・・・・
ウイ先輩?

ガンガンガン!!

「こら諫早ちゃん!!抜け駆け!?って言うか恋人ほっぽって何してるの!!」

虎汰先輩だ、
って言うか相変わらずだな〜

ゴンゴンゴンドンガンガン!!

「いさーーーかぎ開けて!!」
「滝ーーー開けろーーーー!!君は完全に包囲されてる!!」
「滝・・・そろそろ開けないとドア壊れちゃうよ〜」

滝弟こと知隼殿と何だかテンションハイなタケにのんびりした委員長だ、
って言うか完全に包囲って・・・・立てこもりか?
でも、
何も人質は・・・・俺か!?

「中の様子を見せろーーー!!写真撮らせろ!!言い値で・・・ってっぎゃーーーーー!!」

南・・・・・・あぁきっと部長がいたんだね、
ご愁傷様だ
でも、
好い加減俺たちで荒稼ぎは止めてくれ!!
お前はいつあんなキワドイ写真を撮ってんだ!?

ダンダンダン!!

「滝・・・・良い度胸してるじゃねーか、俺をあんな所に閉じ込めるとわ・・・・!!」

榛原・・・・・

「諫早様・・・・いったいどちらに閉じ込めたので?」
「寝てたから屋上の給水タンクに縛り付けてきた」

あぁ・・・・・うん、
今回ばかりは気の毒に榛原・・・・・!!

「5ー4ーさ〜ん・・・・・」

いっそう激しさを増す外、
ホントにドアが壊れそうだ・・・・
勘弁しろよ!!

って、思ったら

「ゼロ、」
「え」
「はっぴーにゅ〜いや〜!」

間延びした諫早さんの声に重なるように
ドンドン!!
っと大きな音が廊下側ではない外から響き渡った。
窓に光が当たる

「あ〜・・・・・・うん、あけましておめでとう諫早、今年もヨロシクね?」
「よろしくしてあげる」
「あははっは!」

らしい言葉に笑えば
次には

「もう一つ、」
「?」
「お誕生日おめでとう」
「っ!!」

そんな言葉の後に
頬に軽い感触

「一番最初に言いたかったんだよね」
「・・・・・・・・ど、ど、どうも・・・・・」
「真っ赤」
「うっさい!」
「コレが言いたくて残った、廊下で騒いでる奴らもそうだよきっとね、」
「・・・・・・・・・・」

そう言って笑った諌早様
あーーーーもう!!
ノックダウンだよ!
可愛すぎるですよその笑顔!!

っぎゃーーーー!!
って顔隠して蹲ったら、
ついにドアは蹴り破られた

「あーーーーー!!もう一番乗りは僕って決めてたのに!!」
「いや、俺っすよウイ先輩!!」
「何でも良いじゃないですか、別に・・・・あ、広瀬明けましておめでとう、今年もヨロシクね?あと、誕生日おめでとう」

言い合ってるタケとウイ先輩を差し置いて
ちゃっかり二番ノリの委員長

「こらーーーー巴!!」
「うるさい、巳継こう言うのは言ったモノ勝ちなの」
「酷い・・・・酷いよ井岡君!!」

騒ぎに拍車をかける
それを張り飛ばしながらも宥める・・・・・うん、
離れ業だね!!

で、
目の前に駆けて来た知隼殿、
同じ顔なのに諫早さんとはちがった可愛らしさんvv
萌え〜〜〜〜vv(オイ)

「広瀬君、あけましておめでとう、今年もヨロシクお願いします・・・・・・それと、お誕生日おめでとう」
「滝・・・・」
「あっと・・・え〜っと・・・・」

と、
恥かしげにしていたかと思ったら
ちょんっと
顎にキスされた

「!??!?」
「へへっ」

顔を赤く染めて照れる・・・・・・!!
かっわ!!
って、この腕に抱きこもうとしたらドアの入り口で鬼の仮面・・・・・
じゃなかった
恐怖の生徒会長様様・・・・・・!!

「あ、あ、あ、あ、あ、ありが、が、が、とう(冷汗)!!」

こわ!!
ち、ち、近づいてきた!!
殴られる!!?!?

「・・・・・・・まったくもって不本意極まりないが・・・・・今年もヨロシク、それとおめでとう」
「は、は、はっひ!?」

今度はデコにちゅーーされた!?
せ、せ、生徒会長に!!
ッぎゃーーーーーーーーーーーーーーーー!

「ずーーーるーーーい!!僕も!!」

そう言って茫然自失の今の俺に飛び込んできたエロ可愛いウイ先輩のドアップ!??!
それは唇にやわらか〜〜〜〜〜い感触で・・・・・・で!?

「!??!?」
「おめでとう七緒ちゃんvあとあけましておめでとう!」
「は。はぁ・・・・・・どうも・・・・・」

感触のあった唇に指を当てて理解しようとするが、
いかんせんオーバーヒートが激しくって、
ちょいと運転停止中だす・・・・・

「おーおー集まってるな〜」

そんなフィルター越しのような声に認識しない目線で見ると、
どうやら副会長で・・・・

「ほんじゃま〜俺と、ちょ〜〜〜っとココに来れなかった真路の分で、おめでとうと今年もヨロシク!」

両頬に軽いキス

な、な、えぇ??
何なの??
一体今日のコレは何なの??

「・・・・・・・・・・・・く、悔しい!!巳継もするも〜〜〜〜〜ん!!」

キモイとか軽く言われながらタケが突進してきて、
ガバリと抱きついたかと思うと、
髪にキスされた・・・・・

「た、け・・・・・」
「茫然自失の広瀬の疑問に答えてやろう!」

そうしてくれ!!

「これねーー何年か前の生徒会長が勝手に決めた儀式でね、1月1日生まれの人にはちゅーつきのおめでとうをあげるんだよね〜!」

何じゃそりゃ!!
意味わかんない!!??!

「あ、ちなみにその決めた生徒会長も広瀬と同じ誕生日で有名な遊び人さんな〜んだよね〜〜ご自分の趣味さ!」

悪趣味で最低な野郎だ!!
どこの世界に・・・・・!!
くぅ・・・・・・!!
信じられない・・・・・・・・・・・っ!

離れていったタケを呆れたように見ながら、
その後ろに控えていた榛原と変わる、
その榛原を見たときに行動に出なかった俺が悪いんだけど、
こんなショートした思考ではソレも思うに行かなく、
軽く抱き上げられる

「気が済んだろ・・・・・貰ってく」
「すぐ返してくださいね」
「善処だけはする」
「明日は僕が作ったお節ケーキで誕生パーティーだからね!!」
「午後からだな」

スタスタと歩いて俺の部屋を出て行く榛原の背中にそれぞれの言葉が飛んでくる
返すって・・・・
って言うか善処?
何を善処?
その前に・・・・・お節ケーキってどんなケーキ??

「わからん・・・・・・・・」
「まー一つ言えるとしたら俺からはキスだけじゃ済まされないってことだけだな」
「んが!!」
「思う存分贈り物をしてやる」

そんな言葉とともに耳の穴に、
耳朶とか首筋とかさっきみたに頬じゃなくって!!
耳の穴ですよ!!
ちゅくって!!

ひギャーーーーーーーーーーーーーーーーーー(赤)!!







「おめでとう七緒」




A Happy New Year!!


Happy Birth Day!!




+++++++++++++++++++++++++++++++++++++

141414です!!
ありがとうございます!ここまで来ただなんて・・・・・・・・・・・・!!
奇跡です!
そして、ユキト様!!失礼なことしてしまってスイマセンでした!!
本当に申し訳ない!!
【七緒総受け】と言うことでしたが、い、い、如何なものでしょうか!?!
全然まったくもって趣向に合ってない!?
っぎゃーーーーー!!
ごめんなさい!
叩き返してもかまいません・・・・・スイマセン!!
そして今頃かよ!!的ネタで本当に申し訳ありませ〜〜〜〜ん!!
コレは、つい最近思い出したんです、七緒の誕生日が!!
ってな感じで・・・・・ぁあ!!
最悪ですね!!
リクエストありがとうございました!!